KTF から出ているKAHEN フィネススプールを搭載して使った感想は下記の記事で以前書きました。
今回は先日の釣行で使った標準装備のG1スプールについて自分の思っていることをかいてみました。
糸巻部直径が19mmすんごい小径のこのスプール。
これのもたらすメリットは
・小径による低慣性モーメントがもたらすスプールの回転性能。
にあります。
回転中心から外側に重量がくる構造であればあるほどに慣性モーメントの値は大きくなります。
即ち回転しにくく、回転したら止まりにくいものになります。
故に慣性モーメントの小さいもの程より軽量なルアーを投げやすくなるということですがそれを顕著に感じることができるのがこのスプールです。
もちろん径も小さくなることで単純に体積も小さくなるので(同じ板厚であれば)スプールの自重もだいぶ抑えられています。
ただしベイトフィネススプールによく見る糸巻面のブランキングは無いので小型の割にはそこまで軽くは無い印象です。
写真は古いものですがPX68専用のフィネススペシャルスプールです。
スプール径、材質共に違うのですがより小径、軽量である以上軽量ルアーのキャスト性能はアルファスCT SVに軍配が上がりそうです
。
今回の釣行で自分が確認したかったことは、
・ベイトフィネスリールとして使えるか?
・小径のデメリットは顕著か?
ということです。
なのでラインは30mプラスアルファを巻いて
・ドライブクローラー 4.5+0.9gシンカーのネコ
・レッグワーム+1.7gシンカーのダウンショット
を投げてみました。。。
どちらも問題なくピッチングできます。
ネコリグはベイトフィネスリール並みです。
ただしダウンショットに関しては謎の失速感がありました。
今までのリールにはない不思議な感覚でスプールの回転が止まります^^;
ピッチングの回転数でもインダクトローラーが出てしまってブレーキがかかっているのか?
でもネコリグの時は無かったしなぁ。。。
低慣性ゆえの失速なのか?
まぁ何れにしても4.5インチのネコリグが問題なく飛ばせればベイトフィネスリールとしても性能は個人的には十分です。
インダクトローターを接着剤で固定してしまえばキャストフィールも変わるかもしれませんがKTFのKAHENスプールがあるのでやめておきます。。。
ただデメリットとしては糸巻量が少ない状態でのハンドル1回転あたりの巻き上げ量はかなり少なく、ピッチングくらいのキャストに関しても若干の手返しの悪さは感じました。
ベイトフィネスのメリット=スピニングに対しての手返しの良さでもあるので。。。
ただ
総合的にみてもベイトフィネスリールとしてはこの価格帯でかなり優秀だと感じます。
糸巻量を30m程度で抑えた時のキャスト性能だけでいえばSS AIRよりも軽いものに対応しているのではないでしょうか?
他の方のブログで見たところスプール重量もほぼ同じで小径であることからアルファスCTの標準スプールの方が慣性モーメントが低いことは確かです。
ラインキャパをめいいっぱい使えば平均的なベイトリールとしても十分使えると思いますし。
個人的にこのリールにデメリットに感じる部分はカッコ悪いコスメくらいですかねw
今後の私のこのリールの使い方としてはせっかくスプールが二つあるので用途の異なるラインを巻いて使い分けていきたいと思います。
0コメント